憧れのウェディング・ドレス

さて、ようやくメインのドレス選びです。リンダに教えられて
一緒にダウンタウンのウェディング・ショップに行きました。
ショーウィンドウには豪華なドレスをまとったマネキンが飾ら
れてて、私の興奮は一気に最高潮。私も女なのね。(笑)
中に入ると壁に沿ってドレスがずらりと掛けられてて、どれを
見ていいのやらすっかり迷ってしまいました。そこで自分の予
算を店員さんに伝えますと「それならこの辺りのドレスがそう
ですよ」と言われ、私としては探しやすくなったわけです。
私たちは貧乏結婚でしたので、ドレスの予算は$200から
300の間。日本円の5万円以内でドレスを買おうと思って
たんですよ。日本ならレンタル料だけでもこれより高いかな?
もちろんアメリカでもこの予算はかなり安い方だと思います。
だって、教えられたドレスたちは殆どがブライズ・メイド(付
き添い娘)用のもので、新婦用のウェディング・ドレスじゃな
かったから。それでも根性でウェディングとしておかしくない
ドレスを見つけました。元来ピラピラしたのが苦手だったので
半袖、ミニのドレスはそんな私の希望にピッタリでした。
ただ、サイズはピッタリじゃなかったので(笑)仕立て直し代
を追加しなきゃなりませんでしたが。実際の経費は下に。

*ドレス・・・・$218
*ベール・・・・$86.25
*仕立て直し・・$20
*靴・・・・・・$28.68

合計、約$350。当時$1=135円程度でしたから、結局
全部で5万円弱で済みました。こんなに安く上げておきながら
ドレスを今後のパーティなんかで着れるように、レースが外せ
るタイプを選んだちゃっかり者の私なのでした。
ちなみに、ベールは同じお店でドレスに合わせたものを買いま
したが、靴は普通の靴屋さんで似合うものを選びました。
加えて指輪ですが、日本に比べて相場がかなり安いので、結構
豪華なものが買えちゃいます。エンゲージ・リングは宝石付き
マリッジ・リングはシンプルでエンゲージとのお揃いを選び、
結婚後は2つのリングを重ねて付けている人が多いようです。

ウェディングドレスについては「お役立ち情報」でも触れています。


結婚式当日

いよいよ結婚式当日。マリッジ・ライセンス、ドレス、式場、
指輪と全て準備はOK。朝も早くから目が覚め、緊張も高まる
というものです。私とケビンはリンダの家にお世話になってい
たので、当日までは少し苦労しました。それと言うのもアメリ
カには「新郎は式の時まで新婦のドレス(またはドレス姿)
を見てはならない」というしきたりが存在したからです。なぜ
かってバッド・ラックなんだそうです。そのおかげでドレスを
買った日、すぐに絶対見られないようなクローゼットの奥深く
に、上から黒いポリ袋をスッポリかけてしまっておくハメにな
りました。本当は当人同士も当日、式までは顔を合わさない方
がいいのだそうです。が同じ家にいたのではそれも無理。それ
でもなるべく努力して、ケビンは朝私が起きる前に洗車をしに
家を出、私が準備の為に早めに式場へ向かったころに戻り、自
分の用意を完全に整えてから再び家を出る、という離れ技をし
たのでした。よって私は何とかケビンを見ずに、チャペルへ行
くことができました。新婦にも守るべきしきたりが有りまして
当日はSomething New」「Something Old」「Something Blue」
Something Borrow」の4つを身に付けると幸運の花嫁になれ
るのだそうです。そこで真新しいウェディング・ドレスを着、
リンダからもらったリンダのお母さんから伝わる古いペンダ
ントをし、の下着(キャッ!)を付け、極めつけにレンタル
のブーケを持って、4つのサムシングで身を固めたのでした。
これで気分はすっかり幸運の花嫁ね。(笑)


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